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油絵でガラス瓶を描こう!透明感は最小限の手順で出せる

最初にお知らせです。
このサイトには
油絵を描いてみたい、いま学んでいる
という人が多くいらっしゃいます。

そのような人に、少しでも油絵を学ぶ
手助けができればと思い、
私の画家としての経験から
できるだけ、わかりやすいようにまとめた
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多くの人に油絵の楽しさと魅力を
知ってもらえたら嬉しいです。

こんにちは、画家の佐藤功です。

油絵で、透明なガラス瓶を描くことは、
初心者の方にとっては
少し難しく感じるかもしれません

しかし、ポイントを押さえた手順で描くと
まったく難しいことはありません。
リアルな透明感を表現することが可能です。

ガラス瓶のように
透明なモチーフの描き方は、様々あります。
この記事では、
私自身が実際に描いている手順の中で
最小限の手順で、効果が高い方法をお伝えします

初心者の方でも、できるように
複雑な手法は最小限に抑え、
シンプルに描く方法です。
ぜひ挑戦してみてください。

透明感をうまく表現できるようになれば、
さらに油絵の楽しさが広がるはずです。

透明なガラス瓶の描き方をマスターして、
作品にリアルな質感表現の魅力を加えましょう!

<あわせて読みたい>
油絵に必要な道具を知りたい方は、次の記事をご覧ください。

透明なガラス瓶を描く手順を解説します。

下の完成図を見てください。
このウイスキーの酒瓶を描きますが、
右から光を当てて、
何もないシンプルな背景で描きやすくしています。

手順の解説の中で使う色を書いていますが、
使う色は近い色でもOKです。

使う筆は、
細かい箇所は丸筆(ラウンド)、
広い箇所はフィルバートを使うと便利です。

とはいえ、厳密に手順通りでなくてもOKです。
あまり難しく考えずにチャレンジしてみてくださいね。

最初に、透明なモチーフを描く際のポイントを説明します。
このポイントは、あなたが描き終わった後に
完成した絵を見ながら読み返してくださいね。

それでは、次に具体的な手順を説明します。
さっそく描いていきましょう。

4B程度の柔らかい鉛筆で下絵を描きます。

最初、形が決まるまでは、
ごく薄く描いて、形が決まってきたら、
やや濃い目に描きます。

特に、瓶の首や肩あたりの反射光の形、
瓶の底の楕円を
しっかり描いていきましょう

描いたらフィキサチーフ(定着液)をスプレーして
鉛筆の下絵を定着させます。

溶き油(ぺトロール、テレピンなど)で、
薄く溶いた油絵の具(イエローオーカー)で、
下絵を粗描きします。
大まかに陰影をつけます。

このとき、塗り残しはせず、
全体に絵の具を塗り
込みます。

全体に中間色(イエローオーカー)を塗ることで、
この後に、明るい色からも、暗い色からも形を描き起こせます。

また、塗り重ねる
絵の具の馴染みを良くする目的もあります。

最初に最明部と最暗部(※)を描いて、
瓶の立体感と透明感を掴みます。

(※)最明部、最暗部といっても
厳密にすることはないです。
全体を見て、
だいたい一番明るいところ
だいたい一番暗いところ
でOK。

先に、最明部と最暗部を塗ると、
モチーフの全体像が把握しやすい
のです。

最明部は、パーマネントホワイト(以後「白」)に、ちょっとだけアイボリーブラック(以後「黒」)を混ぜます。
キャップや瓶の反射光あたり(ハイライト)や
ラベルの右側などに塗ります。

最暗部は、黒にバーントアンバーなど
茶系の色を混ぜます

キャップ、瓶の首や肩、底の楕円部分、
瓶の接地面などに塗ります。

この段階で、
大まかでよいので、立体感と透明感が出ていればOK
です。

瓶に入っている
ウイスキーの色を塗ります。

ウイスキーの色は、

(a)濃いめの中間色
(b)鮮やかめの中間色

を混色します。

(a)濃いめの中間色
濃く深いオレンジ系の色にしたいので、
茶系と黄系の色を混ぜてみましょう。
ここでは、バーントシェンナとイエローオーカーを混ぜましょう。
瓶の左肩あたり、
瓶の側面の右側あたりに塗ります。

(b)鮮やかめの中間色は、
(a)の色に黄色を混ぜます。
ここでは、パーマネントイエローを混ぜましょう。
瓶の右肩あたり、
瓶の側面の中心あたりに塗って
既に塗った(a)の色とグラデーションにします。
また、左下に落ちている影部分の内部にも塗ります。

ここの工程以降は、
色と色の境目
シャープな部分とグラデーションの部分を明確にしましょう。

背景を塗ります。

背景は、後回しにしないで
早い段階で塗った方が良い
です。

というのは、瓶と背景を
同時くらいに描くことで、
絵全体の明暗や色調のバランスが
取りやすくなるから
です。

背景の色は、

(a)瓶の左下の影
(b)背景の左側
(c)背景の中央
(d)背景の右側

を混色します。

4種類のグレーを混色して塗ります。
白と黒に、茶系の色を少々混ぜますが、
(a)→(d)になるにしたがって明るく混色します。

(a)~(d)の背景部分に塗ります。

瓶の首や底は
背景の色が透けているので、
ここにも背景色(グレー)を塗るのを忘れずに

ここで、お知らせです。

この記事で紹介している手順は、
最小限の手順で簡単に描く方法ですが

油絵は、とても奥が深く
絵の具の重ね方や、溶き油の扱い方により
深みのある重厚な表現ができます。

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これを見ると、
油絵の本格的な描き方を、基本的な手順から学べます。
また、厳選した必要最小限の油絵道具の紹介もしています。

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ラベル部分を塗ります。

まず、ラベル上下の金色部分ですが、
茶色と緑っぽい色ですね。
バーントアンバーとビリジャンを混ぜて、これを元にして
濃い部分から明るい部分の3段階の色を混色してみましょう。

(a)バーントアンバーとビリジャン
(b) (a)にパーマネントイエロー
(c) (b)にパーマネントイエローと白

ラベル上下の金色部分に塗ります(右のハイライト部分を除く)。

次にラベルの白い部分の色は、

(d)ラベル中心より、やや左あたり
(e)ラベル左あたり
(f)ラベル中心あたり

を混色します。

3種類のグレーを混色して塗ります。
白と黒に、茶系と黄を少々混ぜます。
(d)→(f)になるにしたがって明るくします。

(d)~(f)をグラデーションにします。
また、(f)と既に塗ったラベル右側の白をグラデーションにします。

最後にラベル金色部分で使った色で
ラベルのロゴや文字を描きます。
この絵では、商品名がわからないように
適当に描いています。

キャップを描きます。

キャップの色は、
ラベル上下の金色部分と、ほぼ同じでOKです。
(a)~(c)の色のコントラスト(明暗差)をやや弱めます。

(a)バーントアンバーとビリジャン
(b) (a)にパーマネントイエロー
(c) (b)にパーマネントイエローと白

塗る箇所は

(a)をキャップ中心あたり、
(b)をキャップ左側あたり
(c)をキャップ右側のハイライト周辺あたり(ハイライトを除く)

瓶に入っている
ウイスキーの明部に、次の混色した2色を塗ります。

(a)バーントシェンナ、イエローオーカー、カドミウムレッド、白
(b) (a)に白と黒

(a)を瓶の首の付け根あたりと
瓶の側面左の明部に塗ります。

(b)を瓶の底の楕円部分と、
瓶の側面右下あたりの明部に塗ります。
また、左下に落ちている影部分の内部にも塗ります。

ハイライトを強調して
形を引き締めて、透明感を際立たせます。

ハイライトは次の箇所あたりです。
これらに白を置くように塗ります。

キャップの右側
瓶の首
瓶の右肩
瓶の肩の中心部
ラベル上下の金色部分の右側
瓶の底の中心部

最後に使うハイライトを強調するための白は、
チタニウムホワイトをおすすめ
します。
白さが強いので効果的です。

全体を見て、
必要なら微調整します。
問題なければ
これで「完成」になります。

ウイスキーの酒瓶の描き方を解説しましたが、
いかがだったでしょうか?
楽しくチャレンジできたでしょうか。

この記事で紹介した手順は、
最小限の手順で簡単に描く方法ですが、
油絵は、とても奥が深く
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