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盛期ルネサンス絵画の特徴を解説!三大巨匠の代表作を知ろう

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ヨーロッパで14世紀にはじまったルネサンス。
15世紀になると、
盛期ルネサンスと呼ばれる時代を迎えます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、ラファエロが登場し、
絵画の歴史に残る傑作が多数生まれました。
世界中の誰もが知っている
「モナリザ」は
盛期ルネサンス時代に描かれたもの
です。

ルネサンスの三大巨匠の特徴は、
画業だけではなく、
建築や彫刻、都市計画でも
才能を発揮した
点です。

さまざまな分野の知識が
凝縮した傑作によって、
西洋美術史に、
大きな足跡を残しました。

盛期ルネサンスの絵画は、
いつ頃生まれたのでしょうか。
そしてどんな特徴があるのでしょうか。

本記事では、有名な作品を紹介しながら、
盛期ルネサンスの特徴を解説
します。

<あわせて読みたい>

レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」1498年(ミラノ・サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会)

盛期ルネサンスとは、
15世紀末から16世紀にかけて興った
美術の動向を指します。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、
ラファエロは、
盛期ルネサンスの三大巨匠。

西洋美術史において
突出した人気と
存在感を持つ画家たちが
顔をそろえた時代
です。

初期ルネサンスとの比較も含めて、
盛期ルネサンスを解説します。

15世紀の初期ルネサンス、
16世紀の盛期ルネサンス。
どんな違いがあるのでしょうか。

初期ルネサンスは、
幾何学的法則や遠近法を駆使し、
写実的な技法が特徴
です。

中世の絵画には見られなかった
人間の感情や自然の姿が
克明に描かれる
ようになりました。

盛期ルネサンスの時代も、
こうしたスタンスは変わりません。

しかし盛期ルネサンスの画家たちは、
初期ルネサンスの時代に理想とされていた
「古代」や「自然」の概念を
凌駕しようと試みます。

レオナルド・ダ・ヴィンチが
模索し続けた
普遍の原理。
ミケランジェロやラファエロが
追求し続けた
理想の美。

写実を超えた
均整と調和が、
盛期ルネサンスの特徴
です。

意外と思われるかもしれませんが、
画家をはじめとする芸術家は、
中世までは
職人の扱い
でした。

そのため中世の作品は、
創作者のサインが残っていません。
作者名が不明という作品が多いのも
この理由によります。

職人としてのイメージが強かった
画家たち。
ルネサンスの時代に入ると、
作品の中に、
自画像やそれとわかる
アイテムを描くようになります。

多くの芸術家が、
盛期ルネサンスの時代に
「芸術家」であることを自覚した

といわれているのです。

ミケランジェロやラファエロは、
作品に自分の名前を記し、
存在感をアピールしました。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、
作品に署名を残さなかったため、
今でも真贋論争が絶えません。

現在も、
レオナルド関連のニュースは
世界レベルで報道されます。
死後500年たった今も、
レオナルドの人気は不動なのです。

盛期ルネサンスの歴史を築いた
3人の巨匠。

画家としての特徴や功績をまとめると、
次のようになります。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、
「スフマート」というぼかしの技法で
光の屈折や遠近感を表現。
見る人を絵の中に引き込むような、
臨場感のある構図が特徴
です。

ミケランジェロは、
古代ギリシアやローマの彫刻から
インスピレーションを得て、
人間の強靭な肉体を描きました。
ボリュームを感じる彼の作品は
年を重ねるごとに精神性も深くなり、
「神のごとき芸術家」と呼ばれています。

ラファエロは、
レオナルドやミケランジェロから
習得したものを
独自に発展させた天才。
古典的な理想美では
右に出るものがないといわれています。
「聖母の画家」と呼ばれるほど
美しい女性像

定評があります。

ミケランジェロとラファエロは、
とくに古代の絵画や彫刻を
理想としていました。
当時の教皇や貴族が集めた
古代の美術コレクションが、
彼らの創造の源でした。

こうした古代コレクションは、
現在もヴァティカン美術館や
ウフィッツィ美術館で
鑑賞することができます。


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レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」1503-1506年頃(フランス・ルーヴル美術館)

1452年、イタリアのヴィンチ村に生まれた
レオナルド・ダ・ヴィンチ。
父は公証人という
社会的地位のある人でしたが、
レオナルドは私生児
でした。

その境遇と
故郷のヴィンチ村の美しい風景が、
レオナルドを思索的な性格を形成したと
いわれています。

10代半ばで、
フィレンツェのアンドレア・デル・ヴェロッキオの工房に
弟子入りしたレオナルド。
師匠のヴェロッキオ作「キリストの洗礼」で
天使の部分を任されたレオナルドの技量は、
すでに師匠を超えていました。

ヴェロッキオの工房は、
彫刻や工芸も請け負っていたため、
若きレオナルドはさまざまな知識を
学びました。

20代半ばで独立しましたが、
初期の作品、
「東方三博士の礼拝」や「聖ヒエロニムス」は未完。

レオナルドの作品は、
未完のまま残されているのが多いのも特徴です。

フィレンツェからミラノに移ったレオナルドは、
ミラノの宮廷で活躍。
「最後の晩餐」や「岩窟の聖母」などの
代表作を残しました。

「自分の眼で見たものしか信じない」という
レオナルドの懐疑主義は、
輪郭線や伝統的な図像主義から離れます。
試行錯誤を重ねて、
「スフマート」と呼ばれる
ぼかしの技法を生み出しました。

また絵の中の主役がおのずとわかる
三角の構図も
レオナルドの特徴。
構成の画家たちが、
こぞって模倣した技法です。

天才と呼ばれるレオナルドですが、
残っている絵画作品は
15品ほど。
思索的だったレオナルドにとって
絵の完成は最重要事項ではありませんでした。

数多くの手稿を残したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
そこに記された思想や技術には、
近代性を見ることができます。

手稿は現在、
英国王室や
パリの学士院に
所蔵されています。

ミケランジェロ「天地創造(一部)」1510年(ヴァティカン・システィーナ礼拝堂)

ミケランジェロもレオナルドと同様に、
画家、彫刻家、建築家、思想家と
さまざまな肩書を持っていました。

レオナルドとは異なり
多作であったミケランジェロ。
90年に及ぶ長い生涯において、
人類の遺産ともいえる傑作と大作を
数多く残しました。

1475年生まれのミケランジェロは、
13歳でギルランダーイオの工房に
弟子入り。
メディチ家やヴァティカンの枢機卿の後援を得て、
早くから才能を開花させました。

彫刻の代表作
「ピエタ」や「ダヴィデ」は
いずれも20代の作品です。

気性が激しかったミケランジェロは、
レオナルドに熱烈なライバル心を
抱いていました。
1504年に
フィレンツェ市から依頼された
「アンギアーリの戦い」は、
ミケランジェロとレオナルドの競作となる予定でしたが、
さまざまな事情でプロジェクトは中止。

1505年、ミケランジェロは
ローマ教皇ユリウス2世に招かれ、
システィーナ礼拝堂に「天地創造」を描きました。

横臥して独力で天井に描いたこの大作は、
現在も盛期ルネサンスの代表作として
燦然と輝いています。

1535年、60歳になっていたミケランジェロは、
システィーナ礼拝堂の「最後の審判」を制作。
彫刻にも絵画にも共通する
ミケランジェロの壮大なスケールは、
当時から「神のごとき芸術家」という
あだ名をつけられるほど
でした。

盛期ルネサンスの頂点を極め、
次に続くマニエリスムへの道も示した
ミケランジェロ。

亡くなる数日前まで、
制作を辞めなかったという逸話を残しています。

ラファエロ「小椅子の聖母」1514年頃(フィレンツェ・ピッティ美術館パラティーナ美術館)

ミケランジェロが男性的な作風を持つとすれば、
女性的な優美な画風で人気を誇るのが
ラファエロ
です。

37歳という短い生涯のなかで、
ラファエロが残した作品は、
後世の画家たちの規範となりました。

19世紀に興る新古典主義は、
ラファエロを理想視していたことで
有名です。

ラファエロは、
レオナルドやミケランジェロなどの先達から
さまざまな技術を吸収し、
独自に発展させた天才。

素描と肖像画の分野では、
並ぶものがないとさえいわれました。

鑑賞者も登場人物に変えてしまうような
安定のとれた構図。
ピラミッド型で構成される
優美な聖母子。
劇場型の演出は、「アテネの学堂」や
「サン・シストの聖母」に
見ることができます。

優美さにおいては
レオナルドやミケランジェロをしのぐ
ラファエロ。

気品と優雅をまとった女性。
愛らしさとピュアがあふれる幼児。
ラファエロの作品は、
鑑賞する人を瞬時に魅了する要素が
あふれています。

ラファエロの演劇的演出は、
次の時代のマニエリスムへの道を開きました。

37歳で夭折したラファエロを惜しみ、
当時のローマ教皇レオ10世は、
彼の亡骸をローマのパンテオンに埋葬しました。

今も彼のお墓に
花を手向ける人が絶えません。

ティツィアーノ「ダナエ」1545年頃(ナポリ・カーポディモンテ美術館)

ルネサンスの美術は、
フィレンツェを中心とした
イタリア半島の経済的発展が
ベースとなっています。

「海の都」として栄えたヴェネツィアでは、
「ヴェネツィア派」と呼ばれる
盛期ルネサンスの画家たちが活躍しました。

素描のフィレンツェ、色彩のヴェネツィア。
これが盛期ルネサンスの地域別の特徴です。

ヴェネツィア派の巨匠と呼ばれるのが、
ティツィアーノです。

ジョヴァンニ・ベッリーニ工房に学び、
兄弟子ジョルジョーネとともに
ヴェネツィア派を牽引しました。

ティツィアーノの特徴は、
ヴィヴィットな色彩と
動きを感じる人体表現
にあります。

自由なタッチと
奥行きのある構図によって、
誌的な演出、リアルな人間を可能にした
のです。

官能的な描写にも品格のある
ティツィアーノの作品は、
ヴェネツィア内外で大人気を
博しました。

教皇庁からの注文を断るほど、
ヴェネツィア派としての矜持を持っていた
ティツィアーノ。

彼の名声は、
ついにスペイン王で神聖ローマ皇帝でもあった
カルロス1世のもとにも届きます。

カルロス1世と家族の肖像を描くことが許されるのは
ティツィアーノだけとされるほど、
厚遇されました。

明暗を色で表現したティツィアーノの技法は、
バロックへとつながっていきます。

ミケランジェロ同様に長寿を誇った
ティツィアーノは、
最晩年まで現役として
第一線に立ち続けた天才でした。

ラファエロ「アテネの学堂」1511年(ヴァティカン美術館)

16世紀のヨーロッパで生まれた
盛期ルネサンス。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、
ラファエロという
三大巨匠が活躍した時代です。

初期ルネサンスで実践された
写実性は、
盛期ルネサンスの時代に
普遍性や理想を求めるスタイルを生み出しました

それぞれに個性の強かった三大巨匠に加え、
各地で天才が活躍した盛期ルネサンス。

西洋美術史に革命を起こした
華やかな色彩と構図、
ぜひ注目してみてください。


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