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こんにちは、画家の佐藤功です。
油絵の具は、
色の深みや質感、光沢が美しく、
他の画材とは違う
特有の魅力を持っています。
しかし、初めて油絵に挑戦する方にとって、
どのように使えば良いか、
難しく感じることもあるでしょう。
本記事では、初心者でも安心して
油絵を始められるように、
基本的な油絵の具の使い方や、
魅力を最大限に引き出すための
ポイントをわかりやすく解説します。
この記事を読む前に
まず、油絵の具の特徴について詳しく書いた
次の記事を読んでいただくと理解しやすいです。
目次
油絵の具|基本的な特徴
油絵の具の特徴を、ごく簡単に言うと、
物質感が強く、油で溶きます(水は使わない)
油を媒介するので、乾燥には数日かかります。
そして、使い方によって、
色の透明感や深みが出せる画材です。
このような特徴がありますので
油絵の具の使い方を覚える上で、
頭に入れておいてくださいね。
基本道具
油絵で必要最小限の基本道具は、
次の8つです。
1.キャンバス
木枠にキャンバス生地を張ったもの、これに絵を描く
2.油絵の具
最初は12色セットでOK
3.溶き油
ペインティングオイル、ペトロール、この2種類でOK
4.筆
丸筆、フィルバートがおすすめ
5.ペインティングナイフ
パレットで絵の具を混ぜたり、キャンバスに塗る
6.油壺
溶き油を入れる
7.筆洗油(ブラシクリーナー)
筆を洗う
8.パレット
紙パレットがおすすめ
以上、必要最小限、ごく簡単な説明ですので
次の記事で、油絵道具の
詳しい説明をしています。
(上記8つ他に、下描き道具(木炭,鉛筆,フィキサチーフなど)が必要です)
記事を読んで、道具を用意してくださいね。
油絵の具の使い方|基本ステップ
溶き油を理解する
油絵の具の使い方で、
一番のポイントは
溶き油を理解することです。
そこさえ理解できれば
油絵の具を使い方は
マスターしたも同然です。
溶き油は、多種多様ありますが、
初心者は、次の2種類だけ覚えればOKです。
1.ペインティングオイル (調合溶き油)
2.ペトロール (揮発性油)
1.のペインティングオイルは、
「調合溶き油」といって
メーカーが使いやすいように
様々な溶剤を調合したオイルです。
絵の具を固着させる「乾性油」を
主成分としています。
メインで使用します。
2.のペトロールは、
「揮発性油」といって、
描き始めの段階や
絵の具やペインティングオイルを
薄める場合に使用します。
絵の具を固着させる成分は
含まれていません。
油絵を描くときの
溶き油の使い方は、
描き始めは、「乾性油」の割合を低めで
絵の具を塗り重ねるごとに
「乾性油」の割合を多くします。
つまり、次の例のように
塗り重ねる層ごとに
「乾性油」を主成分とした
ペインティングオイルの割合を
多くしていきます。
例)
1層目
ぺトロールのみ
2層目
ぺトロール:ペインティングオイル=3:1
3層目(最終層)
ペトロール:ペインティングオイル=2:1
このように
溶き油を使う理由は、
塗り重ねた油絵の具の層同士の
定着を良くするためです。
この溶き油の比率は例なので、
好みに応じて変えて、かまいません。
上層に行くにしたがって、
乾性油の比率を上げていくことに留意すれば。
光沢を出したければペインティングオイルを多めに
光沢を抑えたければペインティングオイルを少なめに
するとよいです。
これを踏まえて、次は、
ごく簡単な、油絵の制作手順をベースとして
油絵の具の使い方を解説します。
下描きをする
キャンバスに
木炭、または、鉛筆で下描きをします。
描いたら、フィキサチーフをスプレーして
木炭、鉛筆を定着させます。
絵の具を塗る
パレットと油壷を用意します。
油壷の片方にぺトロールを入れます。
(1層目なので、ぺトロールのみ)
パレットにイエローオーカーの
油絵の具を出して、
ぺトロールのみで薄めに溶きます。
1層目の絵の具を塗ります。
下絵をなぞるように
画面全体に薄めに塗ります。
最初のこの手順は、
次に塗る絵の具の
馴染みをよくするためです。
慣習的にイエローオーカーを使いますが、
何色でも構いません。
揮発性油のぺトロールで
薄く溶いた絵の具は
1時間程度で揮発しますので
2層目の絵の具を
塗り重ねることができます。
絵の具を塗り重ねる
2層目を塗り重ねるので、
溶き油は、油壷の空いているもう片方に
ぺトロール:ペインティングオイル=3:1
の比率で入れます(目見当でOK)
この溶き油で、絵の具を好みの固さに溶いて
2層目を塗ります。
一旦乾燥させます。
ペインティングオイルで溶いた
油絵の具は、乾燥に数日かかります。
(乾燥は1~5日かかります)
乾燥したら、
3層目の絵の具を塗り重ねます。
溶き油は、
ぺトロール:ペインティングオイル=2:1
の比率にして使います(目見当でOK)
この溶き油で、絵の具を好みの固さに溶いて
3層目を塗ります。
簡単にいうと
このようにして
油絵の具を使います。
次に油絵の具の魅力を
引き出す使い方を解説します。
ここで、お知らせです。
油絵に興味を持ったあなたへ
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色の透明感や深みを引き出す
油絵の具の最大の魅力の一つは
色の透明感と深みです。
溶き油で、薄く溶いて
透明に塗ることで、
下層の色が透けて見え、
複雑な色彩表現が可能になります。
塗っては、乾燥させてを
何層も繰り返します。
油絵の具には、
透明色、半透明色、不透明色
があります。
透明色や半透明色の絵の具を使うと、
この効果を出しやすいです。
また、絵肌の光沢や色の輝きを強調したいなら
溶き油の「ペインティングオイル」を多めにするとよいです。
厚塗りによるダイナミックな表現
油絵の具は厚く塗ることが容易なので、
ダイナミックな表現が可能です。
絵の具を直接キャンバスに
盛り上げるように塗りつけることで、
立体感や質感を強調できます。
筆やペインティングナイフで
大胆に塗ると、
描いた筆跡やテクスチャが
そのまま作品に現れ、
迫力のある仕上がりになります。
油絵の具を厚塗りする場合、
溶き油を少なめにして、
強度を補助するメディウムを混ぜるとよいです。
絵の具の粘度を維持しながら
思い切った厚塗り表現ができます。
<ストロングメディウム>
厚塗りしても、強靭な塗膜を作ります。
マットの<ストロングメディウム>
艶出しの<ストロングメディウム グロス>
のラインナップがあります
まとめ|油絵に挑戦しよう!
この記事を読んでいるあなたは、
油絵を描いてみようかな
今、使っている画材との違いは何かな
など、油絵に興味があることと思います。
これを機に、ぜひ、油絵に挑戦してみてください。
一歩踏み出すと、あとは意外と何とかなります。
次の記事で、
油絵の始め方についての流れを
わかりやすくまとめています。
ぜひ読んでみてください。
油絵の世界でお待ちしています。
最後にお知らせです。
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