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光と影の表現が、有名な絵画7選|光と影で作品にさらに魅力を与える

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こんにちは、画家の佐藤功です。

絵画において、光と影は
視覚的なインパクトを
生み出す重要な要素です。

特に西洋絵画では、
光を巧みに操り、陰影をつけることで、
画家たちは、作品に視覚的な
奥行きやインパクトを与えました。
しかし、それだけでなく、ドラマ性を演出する
要素のひとつとしても駆使してきました。

光と影といえば、バロック期の画家
レンブラントやフェルメール、カラヴァッジョなどを
思い浮かべる方も多いでしょう。

この記事では、
バロック期と、それ以外でも
光と影の表現で名高い巨匠たちの作品が
それぞれの時代に、
どのように光を用いて作品を際立たせたか、
その技法や魅力を解説します。

制作年: 1642年

「夜警」

レンブラントの「夜警」は、
光と影の劇的なコントラストで
知られるバロック期の傑作です。

この作品は、
特に「キアロスクーロ」と呼ばれる
明暗のコントラストを作品構成に用いる
技法を巧みに用いており、
登場人物たちの動きや
緊張感を生み出しています。

この場面は、
市民警備隊が出動する瞬間ですが、
実は、市民警備隊から依頼された
出動場面の集団肖像画でもあります。

暗闇の中から浮かび上がるように
描かれた隊員たちが、
観る者の視線を自然に引き寄せ、
作品に引き込む効果をもたらします。
(肖像画だからか、
特に顔が明るく浮かび上がる)

中心のリーダー格の人物を、強い光が照らし、
その周囲の人物たちとの関係性を描写しているようです。

絵の中での光の使い方が
ドラマチックな演出をしており
レンブラントの技量の高さが伺えます。

制作年: 1665年

「真珠の耳飾りの少女」

「真珠の耳飾りの少女」は、
その独特な柔らかい光の表現で知られる
フェルメールの代表的な作品です。

この作品では、
少女の顔を柔らかく照らす光が印象的で、
特に目の中、唇に映る
微かなハイライトや反射光によって
繊細な表情と、視覚的な奥行きを感じさせます。

さらに、暗い背景とのコントラストが
深い感情を際立たたせています。

この作品は、
フェルメールが、いかに光を使って
人物の内面を表現することができるか
を示しており、彼の作品の中でも
特に人気を得ている理由があるように思います。

そして、多くのフェルメール作品は
光と影、色彩との調和を巧みに扱い、
観る者に温かさと深みを感じさせます。

制作年: 1857年

「晩鐘」

ミレーの「晩鐘」は、
農村の風景と人々の日常を描いた作品で、
教会の鐘が鳴り響く夕暮れ時に
夫婦が農作業の手を休め、
祈りを捧げている場面です。

地平線に沈む陽の光と
人物との陰影のコントラストが
祈る姿の敬虔さを深く感じさせる
ようです。

さらに、この作品は、
ミレーの社会的な意図を反映しており、
農民や労働者の尊厳を描くことで、
彼らの生活の中にある
実直さ、神聖さを際立たせています。

このように、光の演出を通して、
作品は、深い感情を喚起させ、
観る者に何かを考えさせる
力があるように思います。

少し俯瞰した見方ですが
当時の時代背景として
王政から共和制に移行した時期で、
共和制により、農民・労働者階級が
力を持つことになりました。
これにより、農民・労働者の礼賛的な作品が
評価されるという背景もあり、
ミレーはそこを狙っていた
という見方もできます。


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制作年: 1892-1894年(シリーズ)

「ルーアン大聖堂」

モネの「ルーアン大聖堂」シリーズは、
光と影の微妙な変化を捉えた
傑作として評価されています。

制作時には、ほぼ同じ角度から
異なる時間帯や天候での
大聖堂の姿をいくつも描き、
光がどのように建物の印象を
変えるかを捉えました。
作品数は、33点も制作されています。

このシリーズでは、
特に日の出や日の入りの光が
建物に与える影響、色彩が強調され、
まるで大聖堂が生きているかのような
変化が感じられます。

モネは、光の移ろいを通じて
自然の美しさと変化を丹念に捉え、
彼の作品を通して、
光と影、色彩による表現の可能性を
示している
ようです。

制作年: 1640年頃

「悔悛するマグダラのマリア」

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの
「悔悛するマグダラのマリア」は、
蝋燭の光が象徴的に使われた作品です。

暗闇の中で、
蝋燭の炎がマリアの顔を
厳かに照らし出し、
彼女の内面的な苦悩を
浮かび上がらせています。

この作品では、
光と影の使い方が
画面構成とともに
マリアの改悛の心情を
視覚的に伝えて、
観る者の深いところにある
情感を喚起している
ようです。

ラ・トゥールは、
物理的な光とともに、
精神性を帯びた光を描き出すことで、
深い情感、メッセージを作品に
込めているように思います。

<あわせて読みたい>

制作年: 1599-1600年

「聖マタイの召命」

カラヴァッジョの「聖マタイの召命」は、
光と影のコントラストを使った
劇的な瞬間を捉えた作品で、
バロック美術の特徴を強く表しています。

右窓から差し込む一筋の光と
イエスの指先とが、
暗い部屋の奥に佇む
聖マタイを指し示しています。
イエスに呼ばれ、指名を与えられる
神聖な瞬間を演出しています。

光と影の演出によって
物語が一層ドラマチックに感じられ、
カラヴァッジョの技法の特徴が
際立っています。

光と影、明暗のコントラストを用いるのは
バロック期の画家の特徴ではありますが、
特にカラヴァッジョは、
独自に光と影を使いこなして
観る者を一瞬で作品のストーリーに
引き込ませるような表現をしています。

制作年: 1903年

「老いたギター弾き」

ピカソの「老いたギター弾き」は、
青の時代に描かれた作品で、
青い色調と光と影の使い方が
憂鬱さと、老齢の孤独感を際立たせています。

薄暗い光が老人の疲れた姿を
浮かび上がらせ、
彼の内面的な苦悩を
視覚的に表現しています。

この作品は、
光が感情を伝えるための
大きな要素になりうることを示しています。

ピカソは、シンプルな構成でありながらも
人物のポーズ、青い色調、微かな光と影
といった要素を加えて、
人間の深い感情を表現しています。

見る者は、作品を通じて
人間の孤独や悲惨さ、
希望を感じ取ることができます。

この記事で紹介した7つの作品は、
それぞれの時代を代表する画家たちが、
独自の光と影の技法を駆使して
作り上げた名作ばかりです。

光と影の表現は、絵画において
視覚的な奥行きを与えることは勿論、
感情的な深みやストーリー性を
演出する重要な要素
のようです。
むしろ、こちらの要素の方が
強いかもしれません。

レンブラントやカラヴァッジョは
ドラマチックな光と影の演出で
作品のストーリー性を強調しています。

ミレーやラ・トゥールは
明暗のコントラストによって
深い情感を喚起しています。

また、モネは、光の移ろいによる
色彩や印象の変化・美しさを描くことで、
視覚的表現の可能性を示しています。

これらの有名絵画を通じて、
光の扱いがどのように
作品を引き立て、
印象を深めるかを理解してもらえたでしょうか。
もし、絵画を描いている人は
作品に生かすことができそうですね。


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