◆無料プレゼント 油絵講座&電子書籍

油絵のマチエールとは?絵肌の凸凹感?油絵の魅力を引き出すマチエールの作り方

最初にお知らせです。
このサイトには
油絵を描いてみたい、いま学んでいる
という人が多くいらっしゃいます。

そのような人に、少しでも油絵を学ぶ
手助けができればと思い、
私の画家としての経験から
できるだけ、わかりやすいようにまとめた
油絵を学べる電子書籍と動画講座を
期間限定ですが、無料で提供
しています。

ご興味の方は下のリンクから
詳細を確認できます。
ぜひ受け取ってご覧ください。

多くの人に油絵の楽しさと魅力を
知ってもらえたら嬉しいです。

こんにちは、画家の佐藤功です。

マチエールとは、なんでしょうか?
フランス語で「matière」、
意味は「素材」や「質感」を指します。

絵画の世界では、
絵の表面(絵肌)の状態を示す言葉
として使われます。

つまり、絵肌が凸凹しているか、
ザラザラしているか、
あるいは滑らかか、盛り上がっているか
などの状態、質感のことです。

マチエールは、技法の一つとして
捉えられることもありますが、
実際には、さまざまな技法や描き方によって
生まれる絵肌の状態そのものを指します。

この記事では、名画を参考に
マチエールには、
どのような状態のものがあるのか
絵画にどのように影響を及ぼすのか
を解説します。

そして、実際にマチエールを作るには
どのような方法があるのかを
解説していきます。

<あわせて読みたい>

油絵において、マチエールとは、
凸凹して、盛り上がったりと
特に物質感が感じられる絵肌のことを
表す
ときに、よく用いられます。

例えば、

・厚みがすごいマチエールだ
・たっぷり絵の具を塗り重ねた魅力的なマチエール
・マチエールの風合いがいいね
・この独特のマチエールは、どうやって作ったの?
・ザラザラしたマチエールが絵に合っている

などと表現されます。


絵の表面に
凹凸ができたり、
盛り上がったりすることで、
光と影の微妙なコントラストが生まれます。
これにより、絵に、色合いだけでなく
立体感と強さが加わります。

この独特の物質感が、
観る人に強い印象を与えるのです。

このように油絵において、
マチエールは、
重要な要素となることがあります。

それでは、マチエールには
どのようなものがあるのか
様々な名画で見ていきましょう。

ゴッホの「向日葵」は、
彼の代表作の一つで、
特にマチエールが強調された作品です。

太い筆致と鮮やかな黄色が特徴で、
絵の具を厚く塗ることで
花の立体感や物質感を強調しています。

この描き方により、
向日葵が生々しい存在感を放っています。

また、背景の絵の具も
厚く塗られていることで
画面全体のテクスチャーを
統一しています。

私は実物の「向日葵」も見ましたが、
ゴッホは、単に対象の美しさを描くだけでなく、
力強さや生命感、
そして彼の精神性や感情を
込めているという印象です。

このようなゴッホの表現が
激しい筆致のマチエールによって
的確に表現されている
と思います。

佐伯祐三がフランス滞在中に描いた
代表作の一つです。

佐伯祐三は、
ペインティングナイフを
多用して描きますが、
それによりできたマチエールは、
独特の質感と力強さ
が表れています。

絵の具を厚塗りした後に、ナイフで

絵の具を削ったり、
叩きつけたり、
引っ掻いたり、
その上から色を重ねたり

といった
様々な手法を駆使した様子が
見て取れます。

このようにして、できたマチエールは、
建物の重厚感や、壁の抵抗感
時間の経過、寺院の歴史までを
感じさせる
ようです。

<あわせて読みたい>

クレーは、色彩とマチエール、
具象・抽象表現を巧みに融合させた
独自のスタイルの画家です。

「セネシオ」は、
クレーの代表作の一つで、
老人とも子供とも、
または、道化師のような顔にも見えます。
無垢のような、しかめているような
不思議な表情、そして豊かな色彩。
遊び心がある作品ではないでしょうか。

この作品の大きな魅力は、
やはりマチエールにあると思います。

ナイフや筆で絵の具を
何層も塗りこんで
絵の具を削ったり、引っかいたりして、
同時に、色彩をモザイク状に
分割しています。

また、絵の具に砂などの素材を混ぜて
マチエールに変化を加えています。

色彩だけでは、ここまでインパクトのある作品
にはならなかったでしょう。

色彩とマチエールの融合、抽象化によって、
観る人に、遊び心がある
強く豊かな印象を
与えている
ように思います。

モネの「散歩、日傘をさす女性」です。

印象派は、屋外で素早く制作していますが、
光がある昼間に、即興的に、
様々な筆致を使い分けて描いています。
そうして、できたマチエールは、
光と風の効果を捉えています

さらに、マチエールは
風と、風になびく女性の衣装の

繊細な動きや質感を強調しているようです

ここで、お知らせです。
油絵に興味を持ったあなたへ
私の画家としての経験から書いた、
油絵を学べる
「電子書籍」と「動画講座」を
期間限定ですが、無料で提供
します。

(初心者、経験者とも活用できます)

このサイトをご覧になっている
油絵を描いている人、描いてみたい人

そのような人に、油絵の楽しさと魅力を
知ってもらえたら嬉しいです。

ご興味の方は下のリンクから
詳細を確認できます。
ぜひ受け取ってご覧ください。

マチエールの作り方といっても
手順や、こうしなければならない、
といった決まりごとはありません。

絵の具を塗り重ねる、だけでなく
いろいろ実験的にやってみて
自分独自のマチエールを
発見しましょう!

とはいっても、いきなりは
わからないと思います。

どんなことをやって
マチエールを作っているのか
いくつか書いてみます。
参考にしてくださいね。

マチエールを作り出すには、
まずは絵の具を重ねることです。

筆やペインティングナイフを使って、
何層にも絵の具を塗り重ねることで、
厚みや質感を生み出します。

絵の具が乾く前に、
別の色で次の層を加える、
ナイフを使って大胆に絵の具を乗せたり、
また、絵の具を、そぎ取ったり、

こうすることで、
色と質感が混ざり合い、
独特の表面効果、
立体感のあるマチエールが生まれます。
最初は、難しく考えずに
とにかく手を動かして
偶然を生かす気持ちで良いと思います。

筆やペインティングナイフ以外にも
身の回りで
絵の具を塗り重ねる道具や
そぎ取る道具を
を見つけてみてください。

例えば、次のようなやり方もあります

・スポンジで絵の具を塗る
・くしゃくしゃにした紙で、絵の具を押し付ける
・塗った絵の具を、櫛で引っ掻く

マチエールの質感に変化を加えるには、
絵の具に砂などの、
素材を混ぜる
方法があります。

これにより、ザラザラとした
独特の質感が作り出されます。
風景画なら地面、砂浜、岩、レンガ
風化したモチーフ全般に使えそうですね。

さらに、紙や布の切れ端など、
異なる素材(※)を絵の具に埋め込むことで、
より複雑なマチエールが生まれます。

(※)油絵の具に素材を混ぜるということは、
乾燥後の絵の具の固着強度が落ちる、
また、紙や布は油絵の具に埋め込むと
劣化する、ことになります。
その辺は留意する必要があります。

また、絵の具にペインティングオイルを
多めにいれると、ツヤ、透明感に
変化を加えることもできます

マチエールを作る過程では、
絵の具を削ったり
引っ搔いたりする手法も有効です。

乾いた絵の具の表面を
紙ヤスリで削る、
ナイフなど尖った道具で削る、
などで、下の層を露出させることにより、
予想外の質感や色彩の
コントラストが生まれます

また、針金や錐、彫塑用のヘラなどで
絵の具を引っ搔くと、
多様な線や模様を作り出し、
絵の中に、粗密や動静などの
リズムを持たせることができます。

このように、様々な手法を駆使して、
さらに絵の具の描写も併用すると、
次のような
マチエールを作ることもできます。

下図は、私の作品の一部ですが、
風化したコンクリートを
イメージしたマチエール。
情感を感じさせたり、
ドラマチックな絵の背景など、
に使えます。

以上、マチエールについて書きましたが、
いかがだったでしょうか。

絵に、形態や色合いだけでなく
立体感と強さが加わるマチエール
は、
油絵独自の魅力といえます。

そして、観る人に強い印象を与えます。

ぜひ、あなたの作品にマチエールを取り入れて、
さらに魅力的な作品にしてくださいね。


最後にお知らせです。
油絵を学びたいあなたへ、
期間限定で、私が執筆した油絵の描き方の
「電子書籍」と「WEB動画講座」を無料でプレゼントします。

これを見ると、
油絵の描き方 基本的な手順とコツがわかります。

今すぐ以下のボタンから、
無料で受け取ってください。
油絵を学ぶ人の手助けになれば嬉しいです。



期間限定 無料提供中!
電子書籍と動画講座

油絵を学びたいあなたのために
無料で、油絵の描き方を学べる次の2点をお渡しします。

①電子書籍
②油絵のWEB動画講座

✅最小限の画材がわかる。費用をムダにしない!
✅1日10分練習。スキマ時間でできる!
✅古典技法を簡単に。本格スキルを修得!
✅動画授業はいつでも見れる!
✅応用が効く一生モノの描き方!