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油絵 初心者向けのモチーフおすすめ5選!簡単に楽しく描こう。身近なものから探す

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こんにちは、画家の佐藤功です。

油絵を始めたばかりのときは、
何を描くか迷ってしまうことは
ありますよね。

自分には、どんな題材が合っているのか、
初心者には少し難しく感じるかもしれません。

でも、初心者向けのモチーフは
実は、たくさんあります。
まず、身近なものから始めることで、
楽しみながらスキルを磨いていきましょう。

この記事では、
初心者におすすめのモチーフを5つ紹介します。
これらのモチーフは、
簡単に手に入れられるだけでなく、
描きやすく、油絵の基本を学ぶのにも最適
です。

この中から、好きなモチーフを選んで
油絵の楽しさを感じてみてください。

まず、初心者は、「静物画」から
始めるのが良い
と思います。

静物画とは静止した
モチーフを描いた絵のことです。
名画でもよく見かける
果物、野菜、花、食器、楽器などを
組み合わせた絵のことですね。

動かない対象を描くので、
時間をかけて
モチーフの形態や陰影、
質感や空間などを
じっくり観察して描けます

次に、「風景画」です。
風景は、描きやすいモチーフといえます。
細部にとらわれずに、
大まかな構図や遠近感を意識すれば
気持ちよく描くことができます。

ただ、形態をしっかり描く練習には
なりにくい
です。
風景画は、木の枝が増えたり減ったりしても
山の形が少し違っても
それなりに風景画として成り立つからです。
静物画や人物画では、そうはいきません。

最後に、「人物画」です。
人物は、やや難易度が高いです。
人体の構造や、ポーズによる重心のかかり方、
顔の表情など、留意するところが
たくさんあるからです。

以上、これらを踏まえて
油絵初心者向けのモチーフを紹介します。

りんごは、油絵初心者に
よく描かれる、理想的なモチーフです。

球に近いシンプルな形態
色合いや光の反射によって
豊かな表情が見て取れます。

赤、黄色、紫などの
色彩を使い分け、
陰影をつけることで、
立体感を出す練習
ができます。

また、りんごの光沢のある質感、
自然な丸みや反射光
それらを表現することで、
基本的な描写力を身に着けながら、
絵に深みを持たせ、
楽しさを体験できます。

りんごは、1~2か月は、日持ちしますので、
モチーフとして最適です。
1日の制作が終わったら、冷蔵庫に入れて
次に描くとき、出すとよいです。

他の果物(オレンジ、レモン、苺、洋梨、など)、
野菜(カボチャ、パプリカ、玉ねぎ、カブ、ブロッコリー、など)
でもよいと思います。
スーパーや家庭菜園で
好きなものを見つけてみてください。

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貝殻は、複雑な形状や微妙な色合いが、
観察力と技術を磨く格好のモチーフです。

初心者でも、表面のテクスチャや
独特の形状を描くことで、
細密に描く意識が持てます。
白や淡いピンク、クリーム色など、
貝殻の淡く繊細な色彩を表現することは、
色の混色や筆使いを
修得する良い機会
です。

貝殻は、ある程度大きいものが
良いと思います。

スーパーで、
ホタテ、サザエ、アワビ、つぶ貝、など
食材用の貝殻もありますが、
もう少し形や色がキレイな貝殻なら
街の雑貨屋さん、東急ハンズ、
ネットショップでも
見つけることができます。

もし、近くに海があるなら
そこで探せるかもしれません。

ティーポットは、日常的にありながら、
その曲線美や反射する光によって、
とても魅力的なモチーフになります。

陶器、金属、ガラスなど、
様々な質感がありますが、
金属やガラスの質感が難しければ、
陶器が描きやすいと思います。

りんごや貝殻のような自然物は
不定形ですので、
描くときに、少しくらい形が違っても、
さほど違和感はありません。

これに対して、
ティーポットのような人工物は、
直線、円、楕円、曲線など
形態がキッチリ決まっています。

描くときに形態がしっかり描けていないと
形に違和感を感じてしまいます。
このことから、
形態をしっかり描く練習になります。

ティーポット以外でも、
ティーカップ、水差し、壺、皿、
などでもよいと思います。

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風景は、身近に見つけることができて
自由に切り取れるれるモチーフです。

細部にとらわれずに、
大まかな構図や遠近感を意識すれば
少しくらい樹々や山などの

形が正確でなくても
問題ありません

まずは、難しいことは置いておいて
簡単に気持ちよく描きたい
自然が好き、
そういう場合に風景は最適
です。

近所を散策したり、旅先などで、
お気に入りの風景を見つけたら、写真に撮って、
そこから、絵にするのでもよいですし

屋外に、画材やイーゼルを持って行けるなら
屋外での制作もよいですね。


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人物を直接描くのは難易度が高く、
特に初心者にとっては
難しい部分があります。

それでも人物を描いてみたい、
という気持ちが強い場合は
ぜひ人物を描いてみましょう。

身内や身近にモデルに協力してくれる
人がいる場合は、お願いしてみましょう。

もし、まだ人物を描く自信がない
などの場合は、絵画練習用の
デッサン人形をモチーフとして
描いてみてはいかがでしょうか。

デッサン人形は、簡易的な人体構造ですが
そのプロポーションやポーズを通じて、
大まかに、人体の基本を理解するには
よい練習材料となります

人形の関節や動きを観察したり、
さまざまな角度や視点から描くことで
人物を描く前の予行練習とすることができます。

デッサン人形は、身近なものとは言えないですが、
画材店に置いています。

デッサン人形は、味気ないなあ、、
という場合は、
あなたの好きな人形を描くのでよい
と思います!

油絵初心者におすすめのモチーフとして、
りんご、貝殻、ティーポット、風景、人形
を紹介しました。

どれも手に入れやすく、
取り組みやすい題材ばかりです。

この中から、まずは描いてみたいモチーフを選んで、
油絵を楽しみながら
学んでいくことをおすすめします。

しかし、最初は、
これらのモチーフでよいと思いますが
もし、他に描きたいもの、好きなもの
が見つかったら、
たとえ難しそうに見えても
挑戦してみましょう

自分で見つけたお気に入りのモチーフは、
さらに油絵を描くモチベーションを
あげてくれる
ことと思います。

最初はうまくいかなくても、
描くこと自体を楽しんでみてください。

描く過程で、油絵の魅力を感じられると
絵も自然と魅力的になっていくと思います。


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