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こんにちは、画家の佐藤功です。
油絵といえば
キャンバスに描くのが一般的ですが、
疑問:油絵は紙に描けるの?
と疑問に思う方も多いでしょう。
キャンバスは、
コストもかかるし
厚みがあり、場所も取られますよね。
また、練習や試し描きなら
紙でも良いのでは?とも思いますよね。
結論から言うと
結論:紙に描けます
です。
ただ、描き味は、あまり良くないです。
あと、経年劣化します。
でも大丈夫です。
この記事では、
これらの問題を解消して、
油絵を、スムーズに紙に描くための
コスパ最高のやり方を紹介します。
これは、私自身、
本番の油絵制作の前に
試し描きや練習で、
実際に紙を使っていますが、
その方法を紹介します。
簡単ですので、
紙を油絵に活用したい方は
ぜひ参考にしてください。
また、手間なく紙を使いたい方のために
市販している油絵用の
油彩紙なども紹介します。
目次
紙に油絵を描くには?
メリットと注意点
紙に油絵を描く
最大のメリットは、
コスト削減と
場所を取らないことです。
紙は、キャンバスに比べて
非常に安価で、
練習や試し描きには最適です。
また、紙は薄く軽いため、
置く場所にも困りません。
ただし、紙そのままだと
油絵の具の油分が吸収されやすく、
塗った周辺や、裏面に滲みやすいです。
描き味もパサついて良くありません。
これは、紙の種類にもよります。
紙とは、画用紙、水彩紙、上質紙、ケント紙
など様々で、使用感も振り幅があります。
また、油が染み込んだ紙は
経年劣化してボロボロになるので
適切な処理が必要です。
では、次にその方法を解説します。
紙に下地剤を塗るだけ|簡単コスパ最高
紙に油絵を描く場合の処理として、
簡単で、コスパ最高の方法は、
紙に水性の下地剤(ジェッソ等)を塗る。
これだけです。
これにより、
油絵の具の油分が吸収され過ぎず、
描き味が向上します。
また、紙と油絵の具は絶縁されるので
油染みによる、紙の劣化を防止します。
ただし、紙に下地剤を塗ると
乾燥後に、紙が波打ちます。
そこで、紙を木製パネルなどに
マスキングテープで
四辺を貼って固定します。
こうして描くと安定感が増します。
(完全に波打ちは、解消しませんが、
練習や、試し描きとしては十分です)
もし、紙の波打ちを抑えたい場合は
厚めの紙(200㎏以上)にするとよいです。
画像は、135kgのケント紙です。
私が使っている紙と下地剤は、
紙:ケント紙(厚さ135kg)
下地剤:ミュー・グラウンド
です。
私は普段、平滑な木製パネルに、
下地剤のミュー・グラウンドを塗って
油絵を描いていますので、
その描き味に、近くするため、
平滑なケント紙と
ミュー・グラウンドを使っています。
それでは、1枚当たりの
コストの計算をしてみましょう。
例として、私が使っている
材料で計算します。
(Amazonでの、およその価格)
ケント紙(A4 135kg)100枚 1500円
→15円/1枚
ミュー・グラウンド 4200円
→42円/1枚 (A4を100枚塗れるとして)
15円+42円=57円
1枚当たり、57円!
かなりコスパ良いです。
A4と近いサイズの
F3キャンバスは、800円
ほどですから。
使う紙と下地剤は、
それぞれの方が、
普段使っている支持体(キャンバスなど)に
近いものにするとよいです。
描き味が近くなります。
例えば、
キャンバスに近い凸凹感がほしければ
画用紙、または、マーメイド紙に
ジェッソ
でもよいと思います。
※繰り返しになりますが、
下地剤を塗ってから
紙が波打つのを抑えたい場合は
厚めの紙(200㎏以上)にするとよいです。
このような下地処理をした紙でも
あくまで練習、試し描き用
として使うだけにした方が良いです。
物質感の強い油絵の具を乗せるには
紙は、やはり弱いので、
何かしらの劣化リスクがあります。
長期保管を目的とした
油絵作品の制作には向きません。
市販の油彩紙を使う|手間いらず
前述の、紙に下地剤を塗るのは
手間だな~という人は、
油彩紙を購入すれば、OKです。
油彩紙とは、油絵の具を塗っても
良いように作られた紙のことです。
キャンバスよりコストはかからず
紙なので場所をとりません。
キャンバス目があるので
実際のキャンバスに近い描き味です。
コスト的には、
次の油彩紙は、およそ2000円(10枚 A4)で
1枚あたり200円なので、
紙としては、けっこう高めですが、
キャンバスよりは
かなりコストが抑えられます。
油彩紙も色々な種類があるので
調べてみるとよいですよ。
ここで、お知らせです。
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他の選択肢|キャンバスボード,カットキャンバス
紙ではないですが、
キャンバスを購入するよりも
コストを抑えられて、
場所を取らないものがあります。
キャンバスボード
これは、
キャンバス生地を張った
ボードです。
厚みが4mm程度なので、
場所を取りません。
コスト的には、
次のキャンバスボードは、およそ1400円(8枚 F3)で
1枚あたり175円なので、
油彩紙より安いことになります。
カットキャンバス(画布)
カットキャンバスとは
キャンバス生地を
規格サイズ(号数)にカットしたものです。
木枠に張らずに、
そのまま描くのもアリです。
木製パネルなどに
4辺を留めて描くとよいです。
コスト的には、
次のカットキャンバス(F3)は、
1枚347円です。
コスパ比較とまとめ
油絵を描くための、紙の処理方法や
すぐに描ける油彩紙などの
画材を紹介しましたが
いかがだったでしょうか。
これらの、
コストと手間を比較してみますね。
コスト的には
キャンバス > カットキャンバス > 油彩紙 > キャンバスボード > 紙に下地剤
と、このような感じです。
材料や商品によって価格に幅があって、
一概に、この順番とは言えないので
目安としてください。
ただ、「紙に下地剤」は
圧倒的にコスパ良いですね。
手間的には
紙に下地剤 > カットキャンバス > 油彩紙 > キャンバスボード,キャンバス
といったところでしょうか。
紙に下地剤を塗る方法は
最もコスパ良いので、
数多くの練習を
こなす方には最適です。
手間をかけたくない
という方は、
油彩紙、カットキャンバス、キャンバスボード
が良いと思います。
最終的には、
自分の制作スタイルや
予算に合わせて、
どの方法を選ぶかを
検討しましょう。
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