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油絵らしさを引き出す重ね塗りは何回塗るべき?塗り方と順番は?

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こんにちは、画家の佐藤功です。

油絵の魅力といえば、
色彩の深みや重厚な質感にありますよね。

その「油絵らしさ」を
引き出すために欠かせないのが「重ね塗り」
です。

でも

そんな疑問を抱いている方も
多いのではないでしょうか。

重ね塗りをマスターすれば、
作品の透明感や色の奥行き、重厚さを
自由にコントロールでき、
油絵の持つ魅力を最大限に引き出すことができます。

この記事では、
初心者の方でも取り入れやすい
重ね塗りの回数やコツ、
について詳しく解説します。

この記事を読んで、
次に描く作品で一段と深みのある表現を
目指してくださいね。

油絵の醍醐味は、
色彩の深みや重厚な質感にあります。

その独特な「油絵らしさ」
を生み出すのが、
油絵の具の重ね塗りです。

油絵の具は
キャンバスに一回塗っただけだと
軽い印象になりがちです。
物足りなさや簡略した絵、
のようにも感じるかもしれません。

しかし、絵の具を重ね塗りすることで、
画面の色彩に深みや、物質感、
また、透明感や奥行きを与え、
単なる平面的な絵ではなく、
立体的で存在感のある
作品へと仕上げることができます。

これは水彩と違って
油絵の具は、乾燥すると
絵の具をくっつける成分である「乾性油」が、
色の成分である「顔料」を閉じ込めた状態で固まります。

油絵の具を何回も塗り重ねると
「乾性油」の塗膜がどんどん厚くなります。
この厚い塗膜の屈折率の影響を受けて
光の経路が複雑になり、
発色する様々な色が深みを帯びて見える
のです。

油絵の具は、
適切な順序と回数を塗り重ねることにより、
作品全体が、濃密で洗練された印象になるのです。

「重ね塗りは何回がベストなのか?」
と疑問に思う方もいると思います。

実際には、何回でも塗り重ねることはできます。

でも、3~4回の重ね塗りを目安としてみてください。
これくらいの回数でも、
十分に色の深みや透明感を引き出せます。

多くても5~7回程度で良いかなと思います。
私自身は、普段の制作で塗り重ねは、6~7回程度です。

必要以上に塗り重ねると、
色が濁ったり、絵肌の凸凹が荒れたり、
することがあります。

ただ、この回数は
あくまで目安として考えてください。
描きたい作品のタイプによって
一概には言えないからです。

次に、例として
私が実際に制作した絵で
塗り重ねる色と回数を解説します。

では、下の画像を見てください。
1回目~4回目まで
塗り重ねした絵の画像です。
4が最終的な完成図です。

解説しますと、

1回目は、固有色とは違う色(緑系や紫系)を塗って
2回目以降は、固有色を塗りますが
3回目、4回目と塗り重ねるにしたがって
固有色の色彩に変化を持たせます。
(この絵の場合は、明度と彩度を徐々に高めています)

このようにして、塗り重ねる回ごとに
色味を変えて、最終的に色の深みと重厚感を出していきます。

あと、塗り方についてですが、
この例の場合は、
油絵の具を、少量の溶き油で適度に溶いて塗る、
という一般的な塗り方です。

塗り方は、これ以外にも
絵の具を厚く塗り重ねたり、
薄く溶いて塗り重ねたり、
といった方法もあります。

例のような、一般的な塗り重ね方だけでなく、
塗り方のバリエーションや色の使い方より
様々な表現ができます
が、
その辺を、次に詳しく解説します。


ここで、お知らせです。

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執筆していますので、実践的な内容です。

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塗り重ねる際の塗り方ですが、
絵の具の濃さや固さ、塗り方を変えることで、
さまざまな表現が可能
です。

次に、主な3通りの塗り方とその効果について解説します。

これは、一般的な塗り方です。
絵の具を少量の溶き油で適度に溶いて塗ると、
下に塗った色の影響を受けた
独特の印象を生み出すことができます。

この塗り方は、下層の色と自然に馴染み、
柔らかい色調や奥行きが得られます。
あえて薄く塗ったり、
かすれさせたりすることで、
下層の色を適度に透かして見せることも可能です。

固練りの絵の具を厚く塗り重ねると、
画面に物質感や立体感が生まれます。

この塗り方は、
触覚的な魅力を持つ「マチエール」
を作りたいときに最適です。

筆やペインティングナイフを使って、
凹凸のある表面を作り出すことで、
描きたい物の質感を表現したり、
絵全体に物質感を伴うニュアンスを加えることができます。

例えば、
岩や木の樹皮、建物の壁などの質感、
など様々な表現に効果的です。

<あわせて読みたい>
マチエールについて、詳しくは次の記事をご覧ください。

溶き油を使って絵の具を薄め、
透明感を重視した塗り方も魅力的です。

薄い層を塗り重ねることで、
下層の色が明確に透けて見え、
独特の色の深みや奥行きを
繊細に表現することができます。

これは「グレージング」「グレーズ」
などと呼ばれる技法ですが、
特に柔らかい色調で深みを持たせたい場合や、
厚塗りしたマチエールに薄く塗り重ねて
質感を強調したい場合に有効です。

これら3通りの塗り方を単独で使うだけでなく、
組み合わせることで
さらに多彩な表現が可能
になります。

それぞれの方法を試しながら、
自分の作品に合った塗り方
組み合わせ方を試してみてください。

重ね塗りの効果を
最大限に活かすためには、
色選びも重要です。

まず、1回目に塗る色は、描きたい対象物の
「固有色」(その物本来の色)に対して
別の色(補色など)を塗るのがコツ
です。

たとえば、赤い物体であれば、
青や緑系の補色を最初に塗ります。

これにより、
次に塗る固有色が補色と対比され
色が強い印象になるのと同時に、
深みが生まれます。

その後、
モチーフの形態を整えながら
固有色を何回も塗り重ねることで、
さらに色の深みや透明感と奥行きを調和させ、
重厚な表現を可能にします。

重ね塗りの際、色の扱いのコツとしては
塗り重ねる回ごとに、色を変える
とよいです。

たとえば、

色を大きく変えたり(補色にする、明暗コントラスト強くするなど)
微妙に変えたり(色相を微妙に変える、明暗コントラストを微妙に変えるなど)

です。

重ね塗りは、
油絵らしい重厚さを引き出しますが、
やりすぎに注意です。

どれだけ、どのように塗り重ねるかは、
最終的な仕上がりを
具体的に強くイメージすることが大切
です。

例えば、

・色の深みを与えたいのか
・透明感と奥行きを出したいのか
・複雑なマチエールを生かした重厚感を求めているのか

など、を明確にしましょう。

そこに到達するために

・何層目に何色を塗り重ねたらよいか
・薄く溶いた何色と何色を何回塗り重ねると澄んだ色になるか
・何色を何回どのように厚塗りして、欲しいマチエールを実現するか

などと、手順を考えて試行錯誤するのです。

何も考えずに漠然と塗り重ねても
たまたま偶然うまくいくことは合っても
再現性がないと実力になりません。

また、途中で画面全体を俯瞰して、
バランスを確認することを習慣にして
必要であれば手順は適宜変更するとよいです。

これにより、
過剰な塗り重ねや、適切でない手順を防ぎ、
意図した仕上がりが得られると思います。

重ね塗りは、
油絵ならではの「深み」や「重厚さ」を
表現するための鍵となります。

適切な塗り方や回数、順番、
色の選び方を意識することで、
初心者でもプロのような仕上がりを目指すことができます。

ぜひこの記事を参考に、
あなたの作品に、「油絵らしい重厚さ」を取り入れてみてください。

最後にお知らせです。

油絵らしさを生かすには
重ね塗りは重要ですが、
重ね塗りだけでなく
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