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黄金比とは?モナ・リザなど絵画でも使用|黄金比の使い方は?|黄金長方形とフィボナッチ螺旋の説明

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黄金比とは?絵画の構図で説明

こんにちは、画家の佐藤功です。

「黄金比」とは、人間が見て美しいと感じる比率のことですが、実際にはどのようなことでしょうか。できるだけ簡単に説明します。「黄金比」の歴史や比率を割り出す難しい計算式はありますが、そこは割愛して現代に利用できる実践的な部分を説明します。

まず、「黄金比」とは

1:1.618

の比率のことです。

この比率に従って造られた絵画などの美術品、建築物、デザインなどは美しいとされています。この記事では、絵画を用いて説明します。歴史的絵画で見てみましょう。この比率「1:1.168」は、縦横比、分割比など、どこに、どのように当てはめてもかまいません。

「黄金長方形」縦横比が黄金比の長方形

下図は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」ですが、顔の縦横比が黄金比となっています。この縦横比が黄金比となってる長方形を「黄金長方形」と言います。ごく簡単に黄金比を利用したいときは、この「黄金長方形」を、制作している絵画やデザインなどの創作物に当てはめればよいです。身の回りでは、名刺の縦横比が「黄金長方形」になっていますね。

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「黄金分割」線や面の分割比を黄金比に

次に下図は、クロード・モネの「日傘をさす女性」ですが、キャンバスの縦サイズと空部分の比率が黄金比となっています。このように面やスペース、パーツをバランスよく分割するのにも利用できます。

黄金螺旋」(フィボナッチ螺旋)

次に、少しだけ複雑になりますが、前述の黄金比の長方形「黄金長方形」から割り出した螺旋「黄金螺旋」を説明します。この「黄金螺旋」は、絵画よりもデザインの世界など、様々な分野で広く利用されているようです。すでに説明した「黄金長方形」よりも、複雑な構成をするときに役立ちます。また、形や空間を決めるときなど、何にでも応用できるので、覚えておくと便利です。どこに、どのように当てはめてもかまいません。この「黄金螺旋」は「フィボナッチ螺旋」とも言われています。

「黄金螺旋」の作り方を上図で簡単に説明します。
(1)まず、縦横比が黄金比の長方形を作成します。
(2)次に、黄金長方形の中に正方形を作ります(水色部分)。そうすると、残りの部分(白色部分)が、小さい黄金長方形になります。
(3)小さい黄金長方形の中に、さらに正方形と黄金長方形を作成していきます。これを繰り返して、何段階か小さい黄金長方形の中に、さらに小さい正方形と黄金長方形を作成していきます。
(4)そうして作成したすべて正方形の中に、辺を半径とした円弧を描いていきます(オレンジ色部分)。すべての正方形の円弧を繋いでいくと「黄金螺旋」が出来上がります。

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それでは、早速「黄金螺旋」を歴史的絵画に当てはめてみましょう。

下図は、ピーテル・パウル・ルーベンスの「キリスト降架」(3つのパネルで構成される祭壇画)の中央パネル部分ですが、イエスが磔刑の十字架から降ろされる場面です。登場人物が多く、ポーズも明暗も複雑ですが、「黄金螺旋」に沿って人物が配置されていることがわかります。螺旋の中心にイエスの頭部があり、螺旋中心からの弧に沿って、弧の上部では人物の頭部が配置されて、弧の下部では人物の足元が配置されています。全体的に見て見ると、人物全員の立ち位置が「黄金螺旋」に沿って配置されているようですね。明暗や色彩でも見てみましょう。螺旋の内側に、白や赤、紺、など明るく鮮やかな色がまとまっています。外側は、ほぼ暗い色になっています。

以上のように「黄金比」を、絵画の構図に当てはめて、簡単に説明してみましたがいかがでしょうか。一見、多くの人物やモチーフが登場している複雑な画面ですが、黄金螺旋に沿って配置されているので、主役や脇役の関係性が直感的にわかります。また、明暗や色彩、人物配置の大きな流れも主役のイエスに視線が向くように整理されています。

黄金比を絵画や創作物に使ってみる

絵画に限らず、創作物は、感性だけで描いたり創ったりすると、構図や形態のバランスが良かったり良くなかったり、出来・不出来にムラができたりします。制作者の感性を大事にしながら、黄金比などの理論で感性を補強するようにすれば、安定して洗練された創作物ができると思います。

絵画の場合は、描く前に構図を練る段階から黄金比を意識する、そしてキャンバスに下絵を描く前に黄金比での分割線、黄金螺旋などを描いておいて、そこから下絵の構図を試行錯誤・整理したりすると良いと思います。黄金比は、比率通り、厳密に分割したり、配置したりする必要はなく、だいたいの位置関係で利用するイメージでよいと思います。

ただ、デザインの場合は、身の回りでよく見かける企業のロゴなど、厳密な形態を必要とすることがあるので、黄金比を忠実に利用していることがあります。

補足【黄金比の近似値を利用する】

補足として、黄金比の「1:1.618」という数値は、覚えずらく直感的にイメージしにくいかもしれません。その場合は、近似値の「5:8」と覚えてもよいです。身の回りのモノをぱっと見て、「1:1.618」「5:8」どちらの比率に当てはめやすいかを考えてみてください。当てはめやすい方の比率で覚えればよいです。

日常でも仕事でも、黄金比を利用できる場面は、意外とあると思います。活用してみてください。

5:8

↑↓は近似値

1:1.618

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