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新古典主義の絵画とは?特徴は?代表的な画家は、ダヴィッド,アングル,そしてピカソも?

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新古典主義とは?特徴は?

こんにちは、画家の佐藤功です。

新古典主義とは、16世紀末頃~18世紀頃のダイナミックな「バロック」、18世紀初頭~18世紀中頃の甘美な「ロココ」に続き、18世紀中頃~19世紀初頭にかけてローマを中心にヨーロッパ全域で発祥した芸術様式のことです。

<あわせて読みたい>
〇バロック絵画とは?|特徴と代表的な絵画|カラバッジョ,ルーベンス,ベラスケス
〇ロココ絵画とは?|特徴とは?代表的な画家と絵画|フラゴナール,ヴァトー ,ブーシェ

「新古典主義」の ”古典” とは、ギリシャ・ローマ時代の均整と調和のとれた表現様式を指します。15世紀頃~のルネサンスが、1回目の ”古典” 様式の復興期なので、18世紀中頃~の2回目は “新” をつけて「新古典主義」と表します。つまり、またギリシャ・ローマ時代の均整と調和のとれた表現様式が、また復興したよ、ということです。

新古典主義絵画の特徴は、バロックやロココにの芸術様式に反発するように次のようなものです。

・明瞭で均整のとれた形態
・安定した画面構成
・歴史画の復興

<新古典主義が起こったきっかけ>
新古典主義が起こったきっかけは、

イタリアでポンペイの遺跡が、1748年~発掘されて、古代ギリシャ・ローマの彫刻や絵画が発見されたこと。それにより、ギリシャ・ローマの芸術様式が再評価されたこと。

また、市民の不平等な税制へ不満から、1789年~フランス革命が起こり王政が崩壊。と同時に、甘美で官能的・貴族的なロココ美術が終焉となったこと。

があげられます。

新古典主義の代表的な画家と絵画

下図は、新古典主義の巨匠 ダヴィッドの「ホラティウス兄弟の誓い」。これは、紀元前に書かれた歴史書「ローマ建国史」からの創作。ローマと他都市との紛争解決のため、決闘に向かう前のホラティウス三兄弟。三兄弟が父を前にしてローマに忠誠を誓う場面です。右側には、嘆き悲しむ母や姉妹たち。

ジャック=ルイ・ダヴィッド 「ホラティウス兄弟の誓い

ジャック=ルイ・ダヴィッド 「ホラティウス兄弟の誓い」 1784年

この作品は、新古典主義絵画の模範的な作品です。均整の取れた形態、整理された安定の構図、歴史画であること。バロックのような激しい筆致や入り組んだ構図もないし、ロココのような甘い雰囲気もないですねぇ(^^;

次もダヴィッドの有名な作品「アルプスを越えるナポレオン」。ナポレオンの軍隊がグラン・サン・ベルナール峠を経由してアルプスを超えようとしている場面。この作品は複数枚描かれました。荒馬を冷静に乗りこなすという理想化されたナポレオン像。政治的意図を目的として発注されました。

ジャック=ルイ・ダヴィッド「アルプスを越えるナポレオン」

ジャック=ルイ・ダヴィッド 「アルプスを越えるナポレオン」 1805年

私の独断ですが(^^;)画家視点で絵を見ると、荒馬が跳ねているところが、やや固い印象を受けますね。馬の形態について輪郭がキッチリわかるように描いていること、風になびいているマント、馬のたてがみや尾、が止まっているように描いていること、が原因ですね。

カメラのシャッター速度を極端に早めて一瞬を切り取ったようです。ただ、この描き方により、重厚な存在感と安定した構図で、ナポレオンの威厳を表す目的には合致していると思います。この辺の特徴は、新古典主義らしいですね。

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さらにダヴィッドの代表的作品「皇帝ナポレオン1世の戴冠式と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」。これも政治的意図を目的として発注されました。

ジャック=ルイ・ダヴィッド「皇帝ナポレオン1世の戴冠式と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」

ジャック=ルイ・ダヴィッド「皇帝ナポレオン1世の戴冠式と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」 1805-1807年

ローマ教皇がナポレオンに戴冠している場面ではなく、ナポレオンが妻ジョゼフィーヌに戴冠している場面。実際の戴冠式では、ナポレオンがローマ教皇から冠を取って、自分自身で戴冠しました。それを絵にすると傲慢な印象になるので、ナポレオンが妻ジョゼフィーヌに戴冠している場面となったようです。

ダヴィッドの弟子 アングルの作品「ルイ13世の誓い」。アングルも新古典主義を代表する画家です。作品は、聖母マリアを前に、フランス王国ブルボン王朝の第三国王ルイ13世が跪き、世継ぎの誕生を誓願し、生まれたらフランス王国を聖母に捧げる、という誓いを立てている場面です。この後、太陽王と呼ばれ、絶対君主制を確立する ルイ14世 が生まれています。

ドミニク・アングル 「ルイ13世の誓願

ドミニク・アングル 「ルイ13世の誓い」 1824年

この作品は大きな評価を得て、アングルの画家として躍進のきっかけとなりました。

下図は、ラファエロの「システィーナの聖母」ですが、アングルはあきらかに影響を受けています。マリアのポーズや配置、構成など。新古典なので、古典のルネサンスからやはり影響は大きいのでしょうね。

ラファエロ・サンツィオ 「システィーナの聖母」 1513-1514年

ピカソの新古典主義とは?

ピカソの新古典主義
新古典主義(18世紀中頃~19世紀初頭)から約100年後、パブロ・ピカソが1920年頃から新古典主義を模倣して、写実的に人物画を描いた時期があります。きっかけは、ピカソが、1917年に初めてイタリアを訪れた際、古代ギリシャ・ローマの芸術に触れて感銘を受けたことから始まります。これをピカソの新古典主義の時代といいます。ただし、今回の記事の新古典主義とは分けて考えた方が良いです。あくまで、ピカソの中での(新古典主義)マイブームみたいなものです。

肘掛け椅子に座るオルガの肖像」

まとめ

新古典主義は、古典が再評価されて隆盛しました。均整のとれた形態、安定した構成など、理性的な表現でしたが、19世紀に入ると、これに対して、より感性的、情熱的な表現を重視するロマン主義が台頭してきます。画家ドラクロワに代表されるロマン主義が、新古典主義と対峙することになります。

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