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国立西洋美術館|企画展は良質、常設展も見どころ|松方コレクション収蔵の美術館

洋画好きに、強くおすすめできる美術館

こんにちは、画家の佐藤功です。

まず、油絵を描く画家の私として、国立西洋美術館は、強くおすすめできる美術館です。私は今まで何度も行っています。次に詳しく理由を説明します。

非常に良質な企画展

国立西洋美術館は、西洋美術を中心として、非常に良質な企画展が開催される美術館です。海外の美術館から、歴史的に有名な作品を借りてきて展示されることが多々あります。

過去の企画展では、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、ラファエロ・サンツィオの「大公の聖母」などが展示されたことがあります。これらは、私も実際に観に行きました。また、アクセスも良くJR上野駅から徒歩1分程度です。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 「受胎告知」 1475年 – 1485年

常設展は必ず見るべき

また、いつでも見れる常設展は、中世末期~20世紀初頭にかけての西洋絵画が多数(400点以上?)と、ロダンなどフランス近代彫刻が展示されています。これらの作品は、明治~昭和の実業家 松方幸次郎が収集した「松方コレクション」が中心となっています。

企画展を見たら、常設展も必ず見てください(企画展のチケットで常設展も見れます)。
常設展のみのチケットも500円と手ごろなので、常設展だけ見るのもアリだと思います。

常設展では、モネ、ルノワール、ピカソ、ミロ、ゴッホ、マネ、セザンヌ、クールベ、ドラクロワ、グレコ、クラーナハ、モロー、ティツィアーノなど、中世末期~20世紀初頭にかけての有名画家の作品が見れます。

企画展は勿論ですが、常設展は粒ぞろいの作品で作品数も多く、とても見ごたえがあります。次に、常設展のオススメ作品をいくつか紹介します。

常設展でおすすめの有名作品

私の独断で画家視点から、常設展おすすめの有名作品と、それに加えて、有名作品ではなくても、これはしっかり見ておくべき作品をいくつか紹介します。

ヨース・ファン・クレーフェ 「三連祭壇画:キリスト磔刑」 16世紀前半

ヨース・ファン・クレーフェ 「三連祭壇画:キリスト磔刑」 16世紀前半

16世紀フランドル地方の画家クレーフェによって制作された三連祭壇画。イエスの傑刑の場面ですが、フランドル絵画特有の精緻で美しい絵肌を見ることができます。

アンソニー・ヴァン・ダイク 「レガネース侯爵ディエゴ・フェリーペ・デ・グスマン」 1634年頃

アンソニー・ヴァン・ダイク 「レガネース侯爵ディエゴ・フェリーペ・デ・グスマン」 1634年頃

バロック期のフランドルの巨匠画家「ピーテル・パウル・ルーベンス」に学んだ、「ヴァン・ダイク」。作品は、スペイン人貴族、レガネース公爵を描いた肖像画。絵のサイズは等身大くらいですが、実物の顔部分を近くで見ると精妙で生々しさを感じます。私は個人的には、細密な描写力でいうと、ヴァン・ダイクはルーベンスより優れていると思っています(大作の劇的な構成・迫力は、勿論ルーベンスが凄いですが)。

コルネリス・デ・ヘーム 「果物籠のある静物」 1654年

コルネリス・デ・ヘーム 「果物籠のある静物」 1654年

17世紀のネーデルランド(オランダ、ベルギーあたり)で隆盛した静物画。その中でも果物の描写が素晴らしいコルネリス・デ・ヘームの作品。

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カルロ・ドルチ 「悲しみの聖母」 1655年頃

カルロ・ドルチ 「悲しみの聖母」 1655年頃

小さい作品ですが、私が鑑賞して美術館から出た後も印象に残った作品。高価な鉱石「ラピスラズリ」で描かれた青マントの聖母マリア。美しくも悲痛な表情。カルロ・ドルチは、子供のころから敬虔にキリストを信仰していたので、このような信仰心が滲み出る絵が描けるのでしょうね。

マリー・ガブリエル・カペ  「自画像」 1783年

マリー・ガブリエル・カペ  「自画像」 1783年

18世紀、フランスの女性画家マリー・ガブリエル・カペ の自画像。作品は、ロココ風の官能的な華やかさがある。当時のフランスでは、女性が社会で活躍し始めましたが、美術業界でも、カペように成功した女性画家を多数輩出しました。

ピエール・オーギュスト・ルノワール 「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」 1872年

ピエール・オーギュスト・ルノワール「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」1872年

ルノワール31歳の初期代表作。アラブ風の多彩な装飾や衣装を身に着けたパリの女を官能的に描いています。印象派特有の鮮やかな色彩はあまり見られませんが、以降の作品では、印象派の明るく鮮やかな色彩表現へ向かっています。

ギュスターヴ・モロー 「ピエタ 」 1876年頃

ギュスターヴ・モロー 「ピエタ 」 1876年頃

磔刑後にイエスが十字架から降ろされ、マリアがイエスを抱きかかえて嘆いている場面。キリスト教を題材に、自らの感性に従い、想像や幻想を交えて描いたモローらしい作品。

ウィリアム・アドルフ・ブーグロー 「少女」 1878年

ウィリアム・アドルフ・ブーグロー 「少女」 1878年

人物画が非常に魅力的で、19世紀フランスを代表する画家の一人、ブーグロー。滑らかな肌の描写、やや理想化したような柔らかい独特の雰囲気を持ちます。現代でも、熱心な固定ファンが多いですね(私が講師をしていた絵画講座でもファンの生徒さんがいました)。

ポール・シニャック 「サン=トロぺの港」 1901-1902年

ポール・シニャック 「サン=トロぺの港」 1901-1902年

新印象派の一人、シニャック。当時の光学理論・色彩理論を油絵に応用して、「点描」という技法で、鮮やかな色彩表現を油絵で可能にしました。美術館に行ったら、前述の18世紀以前の画家の作品と比べて、色の鮮やかさ・明るさを見てみてください。

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クロード・モネ  「睡蓮」 1916年

クロード・モネ  「睡蓮」 1916年

国立西洋美術館といえば、モネの作品が多数収蔵されていることで有名ですね。「睡蓮」だけでなく、多くのモネ作品を見ることができます。印象派の作品は、遠くで見て/近くで見て、を交互に繰り返してください。遠近で色や形の見え方が違ってきますよ。美術館に行ったら、実際に見比べてみてくださいね。

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常設展には、この他にも多くの魅力的な作品が展示されています。是非、国立西洋美術館に足を運んでみてください。

※常設展の作品でも、入れ替えや修復などで展示されていない場合もあります。もし、目当ての作品があれば、事前に美術館に問い合わせすると良いかもしれません。

松方コレクション収蔵の美術館として設立

国立西洋美術館は、明治~昭和の実業家 松方幸次郎が収集した「松方コレクション」を収蔵・公開するため、1959年に設立されました。

松方幸次郎は、第一次世界大戦中に造船業で上げた多大な利益で、ヨーロッパを訪れては膨大な数の美術品を買い集めました。自らの趣味のためではなく、日本の若い画家たちに本物の西洋美術を見せてやろうという気概をもってのことでした。

美術館設立以降は、松方コレクションと、毎年購入している作品や寄贈・寄託作品を常設展として展示しています。

ル・コルビュジエ設計の美術館

国立西洋美術館の建物は、20世紀を代表するスイス生まれの建築家「ル・コルビュジエ」により設計され、1959年に竣工しました。その後、1979年に、この本館と一体に機能するように新館を増築しました。私は、実際に美術館の中を周ってみて、本館と新館の境目を意識することはなく、同じ建物のように感じられました。

※国立西洋美術館は、2016年に世界文化遺産に登録されました。

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国立西洋美術館 アクセス情報

国立西洋美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号
電話 050-5541-8600
アクセス JR上野駅 (公園口出口) 徒歩1分
URL https://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

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